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【事業譲渡ケースその2】責任者がいなくなっても引き継ぎできる、教室長交代パターンの学習塾譲渡

2021年8月2日
譲渡例(今までのケース)

「譲渡ケースシリーズ」の第2弾です。前回は、赤字の学習塾の譲渡について紹介しましたが、今回は非常にオーソドックスな個人塾の学習塾譲渡を紹介します。
オーナー様が塾長を兼任しており、学習にICT教材を導入していたため、売却に伴って非常に大きな変化が起こるパターンです。

 

(教室概要)

場所:東京23区
生徒数:20名程度
収支:+300万〜500万(オーナー人件費除く)
売却金額:約100万円

 

(譲渡を決めたきっかけ)

元々、小学校の教員をしていたオーナー様が学習塾を開業。8年ほど地域に根ざした学習塾として運営をして来ましたが、改めて学校教員に戻りたいと思い、閉校することに。

閉校にあたって「今の生徒たちのそのあとをどうすれば良いのだろうか」と考えた時に、ただ塾を閉めてしまうのではなく、誰かが塾を引き継いでくれれば生徒もそのまま勉強ができるということを考え、事業譲渡について調べ始めたそうです。その流れで弊社にご連絡をいただき、売却を決意されました。

その年度末での譲渡を決め、譲渡金額よりも今の生徒を大事に引き継いでくれる方を、ということで比較的譲渡金額は低めに設定。買い手探しをスタートしました。

 

(買い手様探し)

場所が23区内の子どもが多い地域で、かつ譲渡金額もリーズナブルということもあり、本件にはとても多くの反響がありました。こちらからのお声がけも含めて、トータル30名近くの方と情報交換をし、うち10名程度と面談させていただきました。

しかし、全員と面談をしていては時間や手間がとてもかかってしまいます。そこで、まずは弊社担当者のみが窓口として基本的なご質問や懸念を面談で吸い上げ、解決する形をとっていました。

結果、オーナー様との面談、内見に進ませていただいたのは5名程度、かなり譲渡を受ける熱量の高い方に絞ってご紹介をさせていただきました。余計な時間を使わず、熱量の高い方と交渉を進めることができる点でも、サービス利用のメリットはあります。

 

(交渉・基本合意・譲渡契約)

内見に進んだ候補者の方とお話しを進め、お人柄やフィーリングで「この方であれば安心してお任せできる」と感じていただいた方と、基本合意を締結することに決まりました。実は、この候補者の方も教員出身の方で、お話が非常に合っていた印象を受けました。

基本合意締結後、週1回程度の頻度で実際に運営している教室に買い手の方が入り、生徒とコミュニケーションをとったり、実際に先生がどのように生徒と接しているのか、学習を進めているのかなどを確認しました。

譲渡までのスケジュールや方針を話し合い、お互い合意の取れた段階で、譲渡契約を締結。運営交代まで4ヶ月程度の時間を残して、譲渡契約を締結することができました。

(引き継ぎ)

生徒数は少なくありませんでしたが、教室長交代ということで譲渡をする際に離脱のリスクが多少高いこともあり、各ご家庭と面談を実施して買い手の方にも同席いただくことで話を進めました。

売り手様、買い手様双方のフィーリングが合っていたことで、面談もとてもスムーズに進み、保護者の方の理解も得ることができ、最終的にほぼ離脱することなく、譲渡をすることができました。

それまでは週1回程度顔を出していましたが、譲渡1、2ヶ月くらい前のタイミングから回数を増やし、より生徒との接点を増やして譲渡に備えることができ、譲渡後もより入塾生が増え、活気のある教室になっているようです。

今でも、お二人は連絡を取り合っており、お互いの近況報告などを行っているなど、良好な関係が続いているとのことでした。

 

学習塾を閉校しようとすれば、撤去費用など様々な費用が発生する他に、利用していただいている方が途方にくれてしまうことになってしまいます。「残した生徒や、保護者の反応が心配だ…。」と考え、学習塾の閉校に一歩踏み出すことができずに疲弊してしまっている学習塾の経営者様は多いのではないでしょうか。しかし、事業譲渡であれば売却金を得ることもでき、利用者も引き続きサービスを利用できる、とても良い選択肢だと考えています。

また、一般的なM&A仲介業者では、何百万という費用が必要ですが、インフィニティライフでは、売り手様完全無料でサポートを行なっております。少しでもご興味ある方は、お気軽にご相談ください。

 

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