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【事業譲渡ケースその16】若手経営者から若手経営者への学習塾のバトンタッチ

2022年8月22日
譲渡例(今までのケース)

こんにちは!「学習塾売却のセカチャレ」を運営する株式会社インフィニティライフの高木です。

・学習塾売却のセカチャレ https://smallm-a.com

・株式会社インフィニティライフ https://infinitylife.co.jp

セカチャレは、学習塾専門の株式、事業売却のサポートサービスとして、今まで100件以上の学習塾売却に携わってきました。

学習塾経営者様の方には「株式売却、事業売却は大規模な企業の話、自分には関係のないことだろう。」と考えている方も多くいらっしゃいます。

しかし、

・学習塾を閉校したいが、生徒や講師のことを考えるとやめられない

・体調面に不安があるが、引き継ぎ手がいない

・別の事業に集中したい

という方にとっても、株式売却・事業売却は1つの選択肢となります。売却をすることがどのようなことなのか、それにより得られるものは何なのか、当ブログでご紹介します。

今回は、実際に最近行われた学習塾の事業売却ケースをご紹介します。どのような学習塾が、どのようなフローで譲渡されていくのか。具体的なイメージをもっていただけるのではないでしょうか。

学習塾概要

場所:千葉県習志野市
生徒数:10名程度
収支:0万~+100万円
売却金額:1,000,000

事業売却を決めたきっかけ

今回の売主様から最初に連絡をいただいたのは2022年の4月ごろでした。こちらの売主様はなんと大学生で、自身がアルバイトとして勤めていた塾の塾長が高齢のため引退、その後に自身が譲渡を受けてオーナーとなり経営・運営の双方を担っていました。その後、徐々に別事業への興味が出てきたそうなのですが、大学の授業、夕方以降の塾運営と多忙であることでなかなかその事業に力を入れることができず、塾経営の継続に悩みが生じてきたそうです。

その中で、知り合いの経営者に相談した時に「自分も事業譲渡で、事業を売却してしまってはどうか」とアドバイスをもらい、セカチャレのサービスを調べてお問い合わせをくださったそうです。

最初の問い合わせから何ヶ月か考えられ、結果として弊社にご依頼をいただきました。やはり別の事業に自分の時間や資金を投入したいという気持ちと、この事業売却で得た売却益をその事業の資金にもできるということで、決心されたそうです。

特に時期を定めず、話がまとまり次第譲渡をするということで話を進めることになりました。

買い手様探し

この1つ前の記事でご紹介した譲渡案件もそうでしたが、こちらの案件も良い条件(【学習塾の事業譲渡】良い塾ってどんな塾?M&Aの視点から解説!https://test.juku-ma.com/ma-juku-point/)にいくつか当てはまっていました。

・大学生のみで自走できる状態になっている

売主様が大学生であること、講師の方も全員が大学生であることから、現時点で大学生のみで自走している塾となります。買い手様が会社員として勤務されていても、経営および保護者対応のみができれば普段は十分運営できる状態だったので、譲渡のハードルがとても低いと言えます。

・売主様の依存度が低い

売主様も長年運営されてきた前塾長から引き継いでおり、「教室長」としての色合いが強いかと言えば、そうではない状態でした。講師としても勤務していて、個別指導であるためその生徒にとってはとても影響力がありますが、一講師としての影響にとどまり、教室長離脱によって家庭が離れるリスクは他の案件と比べてとても小さい塾であると言えます。

・収支も安定している

現状の生徒数ではありますが、マンツーマン指導なので単価が高く、家賃がとても低い、さらに大学生で自走しているということから、収支がとても安定しており、売主様の人件費を計上しても月に10万円程度は利益が出ている状況です。さらに先述の離脱リスクが低いことを加え、譲渡を受ける側のリスクも非常に低い案件の1つでした。

上記理由も含め、複数名の候補者が挙がりました。みなさんこれらの理由からとても魅力に感じてくれており、前向きに検討くださっていました。

交渉・譲渡契約

候補者の中でお話を進めることになった買主様は、これまでの弊社で何度か買収を受けてくださった方なのですが、売主様と年代が同じでとても話が進めやすいような印象がありました。

また、売主様のご希望に沿うように可能な限りのスピード譲渡を受ける代わりに、少し譲渡金に対して交渉が入りましたが売主様もOKを出してくれ、その条件で話を進めることになりました。

生徒リストや収支資料などの経営・運営に関わる資料をスピーディーにやりとりし、この買主様は手をあげてくださったタイミングが遅い方ではあったのですが、これらのやりとり、現地内見や譲渡物特定などを超スピードで行なってくださり、実際に譲渡契約の締結までは実質1ヶ月もかからないくらいの時間で、話を進めてくださいました。

長年続いてきた看板はおろすこととなり、新しい風がこの塾には吹くことになりますが、各家庭への案内などを現在進めており、9月半ばの譲渡に向けて進んでおります。

今回の案件は、生徒数、収支、運営状況を鑑みたときに、譲渡金自体は比較的リーズナブルだったことから、自然と譲渡までのお話がまとまりました。

譲渡金やスピードのバランスを考えながら、「優先事項は何か」を把握した上で進めることができれば、本件のように様々な候補者の方が買収を検討してくださるようになることが多いです。

また、今回買収を決定してくれた方は、弊社が運営しているLINEグループに登録してくださっている方でもあるので、もし、学習塾の買収を検討されている方がいれば、是非とも登録してください。

学習塾の買収を考えている方向け、案件紹介公式LINE

→https://lin.ee/3XMxQu8

ただ学習塾を閉校しようと考えると、撤退費用や生徒・保護者・講師への説明など、経営者にかかる金銭的、精神的な負担はとても大きいものになります。

しかし、学習塾を売却、譲渡するという選択肢は、そのような悩みを払拭でき、撤退費用は抑えることができ、講師、生徒たちの居場所も残すことができます。

経営難や、EXITとして学習塾の売却、譲渡を考えられている方は、学習塾専門の売却、譲渡サービスのセカチャレに、お気軽にお問い合わせください。

廃業や譲渡についての記事も投稿しております。
是非ご参考ください!☟

廃業にはコストがかかる?小規模塾を廃業するなら譲渡を検討しよう!

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